「おうちで本格的なカクテルを作ってみたい!」そう思ったことはありませんか?でも、いざ始めようとすると「どんな道具を揃えればいいの?」「シェーカーって種類があるの?」なんて、たくさんの疑問が湧いてきますよね。せっかくなら、自分に合った道具を選んで、長く大切に使いたいものです。
この記事では、特定の商品やランキングを一切紹介せず、純粋に「カクテルグッズに関するお役立ち情報」だけを、とことん詳しく解説していきます。カクテル作りに必要な道具の種類や役割、そして自分にぴったりのグッズを見つけるための「選び方のポイント」まで、これを読めばまるっと理解できるはずです。宣伝は一切ありませんので、安心して読み進めてくださいね。さあ、あなただけのカクテルライフを始める準備をしましょう!
カクテル作りの基本の「キ」を知ろう
カクテルグッズの話に入る前に、まずはカクテルの基本について少しだけおさらいしておきましょう。これを知っておくと、なぜその道具が必要なのかが、より深く理解できるようになりますよ。
カクテルの基本的な構成要素
カクテルは、主に以下の3つの要素で構成されています。
- ベース(基酒):カクテルの土台となるお酒です。ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー、ブランデーなどが代表的です。
- リキュール類:ベースに風味や色彩、甘みを加える混成酒です。果実系、ハーブ系、ナッツ系など、その種類は星の数ほどあります。
- 割り材(ミキサー):ジュース、炭酸水、トニックウォーター、ジンジャーエール、牛乳など、アルコール以外の材料です。カクテルの味わいや量を調整します。
これらの材料を、レシピに応じて正確な分量で混ぜ合わせることで、美味しいカクテルが生まれます。だからこそ、正確に計量するための道具が重要になってくるわけですね。
カクテルの代表的な3つの技法
材料を混ぜ合わせる方法には、いくつかの技法があります。どの技法を使うかによって、必要な道具も変わってきます。代表的な3つの技法を覚えておきましょう。
- シェーク:シェーカーに材料と氷を入れ、シャカシャカと振って混ぜ合わせる技法です。材料を急激に冷やし、空気を含ませて口当たりをまろやかにする効果があります。ジュースや卵白など、混ざりにくい材料を使うカクテルに向いています。
- ステア:ミキシンググラスに材料と氷を入れ、バースプーンで静かにかき混ぜる技法です。材料を冷やしつつも、余分な空気を入れずにクリアな味わいに仕上げたい時に使います。お酒が主体となるカクテルに多い技法です。
- ビルド:直接グラスに氷と材料を注ぎ入れ、軽く混ぜて作る最もシンプルな技法です。グラスの中でカクテルを「組み立てる(ビルドする)」イメージですね。炭酸系のカクテルなどによく使われます。
作りたいカクテルがどの技法を使うのかを知ることで、最初に揃えるべき道具が見えてきますよ。
【技法別】カクテル作りに必要な基本の道具たち
それでは、いよいよ本題のカクテルグッズについて、技法別に詳しく見ていきましょう。まずは、これがあれば基本的なカクテルは作れる!という、必須アイテムからご紹介します。
シェークで作るカクテルに必要な道具
カクテル作りの象徴ともいえる「シェーク」。この技法には専用の道具が必要です。
シェーカー
役割
シェーカーの役割は、単に材料を混ぜることだけではありません。氷を使って材料を急激に冷却し、リズミカルに振ることで材料同士をしっかりと混和させ、さらに適度な空気を含ませて口当たりをまろやかにするという、非常に重要な役割を担っています。美味しいシェークカクテルを作るための、まさに心臓部ともいえる道具です。
種類
シェーカーには、主に2つのタイプがあります。
- スリーピース・シェーカー:ボディ(本体)、ストレーナー(氷を濾す部分)、トップ(蓋)の3つのパーツで構成されています。全ての機能が一体化しているので、初心者の方でも扱いやすいのが特徴です。パーツを分解して洗えるので衛生的ですが、しっかりと閉めないと中身が漏れてしまったり、逆に冷えすぎて蓋が開かなくなったりすることがあるので、少し慣れが必要です。
- ボストン・シェーカー:大きなガラス製のグラス(パイントグラス)と、ステンレス製のティン(缶)を組み合わせて使うタイプです。構造がシンプルなため、洗いやすく、プロのバーテンダーに愛用者が多いです。氷を濾すためのストレーナーが別途必要になります。ティンとグラスをしっかりはめ込むのにコツがいりますが、大容量のカクテルを一度に作れるというメリットもあります。
選び方のポイント
素材は、錆びにくく耐久性の高いステンレス製が一般的です。サイズは、一度に作る量によりますが、家庭で楽しむなら350ml~500ml程度の容量があれば十分でしょう。何よりも大切なのは、自分の手にしっくりと馴染むかどうかです。実際に持ってみて、重さや太さ、質感を確かめてみるのが理想的です。また、パーツの接合部分が滑らかで、洗いやすい形状かどうかもチェックしましょう。
メジャーカップ
役割
カクテルの味を決めるのは、なんといっても正確な計量です。メジャーカップは、お酒やリキュール、シロップなどを正確に測るための必需品。毎回安定した美味しいカクテルを作るためには、欠かすことのできない重要な道具です。
種類
一般的に「ジガーカップ」と呼ばれる、ひょうたんのような形をしたものが主流です。大小2つのカップが一体化しており、異なる容量を測れるようになっています。例えば、30mlと45ml、30mlと60ml、15mlと30mlなど、様々な組み合わせのサイズがあります。カップの内側に細かい目盛りが刻まれているタイプもあり、より精密な計量が可能です。
選び方のポイント
こちらも素材はステンレス製が基本です。作りたいカクテルのレシピでよく使われる容量(日本では30mlや45mlが基準になることが多いです)を測れるサイズを選びましょう。内側に目盛りがあると、5mlや10mlといった細かい計量にも対応できるので便利です。注ぎ口のキレが良いかどうかも、液体をこぼさずにスムーズに作業するための隠れたポイントです。
ストレーナー
役割
ストレーナーは、シェーカーやミキシンググラスの中の氷や、フルーツの種・果肉などがグラスに入らないように濾しながら液体だけを注ぐための、いわば「漉し器」です。これを使うことで、口当たりの良いクリアなカクテルに仕上がります。
種類
前述の通り、スリーピース・シェーカーにはストレーナーが内蔵されています。ボストン・シェーカーや、後述するミキシンググラスを使う場合には、別途ストレーナーを用意する必要があります。
- ホーソーン・ストレーナー:注ぎ口の周りにぐるりとワイヤーが巻かれているのが特徴です。このワイヤーが伸縮するため、様々なサイズのシェーカーやグラスにフィットさせやすいのがメリット。ボストン・シェーカーとセットで使われることが多いです。
- ジュレップ・ストレーナー:スプーンのような形をしており、たくさんの穴が開いています。主にミキシンググラスと組み合わせて使われます。ミキシンググラスの縁に指で押さえながら、液体を注ぎます。
選び方のポイント
ボストン・シェーカーを使う場合は、その口径に合ったサイズのホーソーン・ストレーナーを選びましょう。ワイヤー(バネ)の密度が高いほど、細かな氷の破片もしっかりとキャッチしてくれます。洗いやすさや、持ち手のデザインなども考慮して選ぶと良いでしょう。
ステアで作るカクテルに必要な道具
続いて、お酒本来のクリアな味わいを楽しむ「ステア」の技法で使う道具を見ていきましょう。
ミキシンググラス
役割
その名の通り、材料と氷を入れてステア(かき混ぜる)するための専用グラスです。厚手のガラスで作られており、バースプーンで氷を回しても割れにくく、外側の温度が中の液体に伝わりにくいという特徴があります。美味しいステアカクテルには欠かせないアイテムです。
種類
ガラス製のものがほとんどですが、カットが施された美しいデザインのものや、シンプルな筒状のものなど、見た目は様々です。多くは、液体をスムーズに注ぐための注ぎ口(スパウト)がついています。
選び方のポイント
まず大切なのは安定感です。ステアする際にぐらつかないよう、底が厚くどっしりとしたものを選びましょう。容量は、作るカクテルの量に合わせて選びますが、家庭用なら500ml前後あれば十分対応できます。そして、見た目の美しさも重要なポイント。お気に入りのデザインのミキシンググラスを使えば、カクテル作りの時間がより一層楽しくなるはずです。
バースプーン
役割
ミキシンググラスの中で、氷と液体を滑らかに回転させて混ぜ合わせるための、柄の長いスプーンです。ただ混ぜるだけでなく、氷をグラスの側面に沿って静かに、スムーズに回すことで、カクテルを冷やしつつ、余計な空気を入れずにクリアに仕上げるという繊細な役割を持っています。
種類
バースプーンの最も特徴的な部分は、螺旋状にねじれた柄です。これは、指でスプーンを回転させやすくするため、そして液体をスプーンの柄に伝わせて静かに注ぐ「フロート」という技法をやりやすくするため、といった理由があります。先端の形状にもいくつか種類があります。
- プレーンタイプ:シンプルなスプーンの形状。
- フォークタイプ:先端がフォークになっており、瓶詰めのオリーブやチェリーを取り出すのに便利です。
- ストレーナータイプ:先端が小さなストレーナーになっていて、少量の味見をする際などに使えます。
選び方のポイント
何よりも長さが重要です。使用するミキシンググラスの底まで余裕で届き、かつ混ぜやすい長さのものを選びましょう。一般的には30cm前後のものが多いです。素材はステンレス製が主流。螺旋部分が自分の指にしっくりくるか、全体の重さのバランスが良いか、などもチェックしたいポイントです。最初はプレーンタイプかフォークタイプが使いやすいでしょう。
ビルドで作るカクテルに必要な道具
ビルドはグラスに直接材料を注いで作るため、シェーカーやミキシンググラスのような特別な容器は必要ありません。しかし、美味しいビルドカクテルを作るために、やはりいくつかの道具は活躍します。
バースプーン
役割
ビルドの場合、激しく混ぜることはしませんが、グラスに注いだ材料を軽く混ぜ合わせる(一混ぜ、二混ぜする)際にバースプーンが役立ちます。特に、比重の違うリキュールやシロップを馴染ませる時に重宝します。
メジャーカップ
役割
技法がシンプルだからこそ、材料の比率が味に直結します。ジン・トニックのようなシンプルなカクテルでも、ジンとトニックウォーターの比率を正確に測ることで、いつも安定した美味しさを再現できます。ここでもメジャーカップの正確な計量が光ります。
あると楽しさが広がる!応用カクテルグッズ
基本の道具が揃ったら、次はカクテルのバリエーションを広げてくれる応用グッズに目を向けてみましょう。これらがあると、作れるカクテルの幅がぐっと広がりますよ。
ペストル(マドラー)
役割
モヒートのように、グラスの中でミントの葉やライムを潰して風味や香りを引き出すための道具です。「搗き棒(つきぼう)」とも呼ばれます。これ一つで、フレッシュなハーブやフルーツを使ったカクテルの世界が大きく広がります。
選び方のポイント
素材は、木製、ステンレス製、ABS樹脂製などがあります。先端にギザギザがついているタイプは、効率よくフルーツやハーブを潰すことができます。グラスの深さに合わせた長さと、力を入れやすい適度な太さがあるものを選びましょう。お手入れのしやすさを考えるなら、匂いや色がつきにくいステンレス製や樹脂製がおすすめです。
スクイーザー(ジューサー)
役割
レモンやライム、オレンジなどのフレッシュな果汁を搾るための道具です。やはり、濃縮還元ジュースと搾りたてのフレッシュジュースでは、カクテルの香りと味わいが格段に変わってきます。ワンランク上の味を目指すなら、ぜひ持っておきたいアイテムです。
選び方のポイント
手で握って搾るシンプルなハンドタイプから、テコの原理を利用したレバー式、ガラス製で受け皿と一体になったものなど様々です。自分がよく使うであろう柑橘類の種類やサイズに合ったものを選びましょう。また、種や果肉をどれくらい濾せるか、使用後にパーツを分解して洗いやすいか、といった点も重要な選択基準になります。
ポアラー
役割
リキュールなどのボトルの口に取り付けて、液体をスムーズに、そして一定の量を注ぎやすくするための注ぎ口です。液だれを防ぎ、スマートなボトルアクションを可能にしてくれます。特に、複数のボトルをスピーディーに扱う際に真価を発揮します。
選び方のポイント
一定の量が注がれ続ける「フリーポアラー」と、一定の量(例えば30ml)が出ると自動的に止まる「コントロールポアラー」があります。家庭で使うなら、フリーポアラーで十分でしょう。重要なのは、手持ちのボトルの口径に合うかどうかです。コルクやゴムでできている注ぎ口部分の素材と形状をよく確認しましょう。使用後は、詰まりを防ぐためにお湯ですすぐなど、メンテナンスも大切です。キャップ付きのものだと、衛生的に保管できて便利です。
アイスピック&アイスクラッシャー
役割
美味しいカクテルには、美味しい氷が不可欠です。製氷機で作った氷ではなく、市販の純度の高い氷(かち割り氷)を使い、それをさらに好みの大きさに砕くためにアイスピックが使われます。また、フローズンカクテルなどに使うクラッシュドアイスを作るためには、アイスクラッシャー(手動や電動のものがあります)が便利です。氷にこだわることは、カクテルのクオリティを格段に上げるための近道です。
選び方のポイント
アイスピックは、安全に使えるよう、グリップがしっかりと握りやすいものを選びましょう。カバー付きのものが安心です。アイスクラッシャーは、一度に作りたい量や設置場所を考えて選びます。手動のものは雰囲気を楽しめますし、電動のものは手軽で便利です。どちらも、刃の素材や手入れのしやすさを確認しましょう。
カクテルピン
役割
オリーブやチェリー、柑橘の皮などを飾り付ける「ガーニッシュ」を、カクテルに添えるためのピンです。カクテルの最後の仕上げであり、見た目の華やかさをぐっと引き上げてくれます。ただの飾りではなく、カクテルの世界観を表現する小道具ともいえます。
選び方のポイント
素材はステンレス製が一般的ですが、デザインは非常に豊富です。シンプルな金属製のものから、トップにリングや球などの装飾がついたものまで様々。グラスやカクテルの雰囲気に合わせて、いくつか種類を持っておくと楽しいでしょう。飾るガーニッシュの大きさに合わせて、長さを選ぶことも大切です。
カクテルの名脇役!グラスの知識も深めよう
カクテルグッズと合わせて、ぜひ知っておきたいのがグラスの種類です。カクテルは、その種類に合ったグラスに注ぐことで、香り、味わい、そして見た目の美しさが最大限に引き出されます。ここでは代表的なグラスをご紹介します。
カクテルグラス
「カクテルの女王」とも呼ばれる、逆三角形の脚付きグラスです。主に、氷を入れずに提供されるショートカクテルに使われます。脚(ステム)を持つことで、手の体温がカクテルに伝わってぬるくなるのを防ぐ役割があります。このグラスに注がれるだけで、一気にバーのような雰囲気が生まれますね。
ロックグラス(オールドファッションドグラス)
背が低く、どっしりとした円筒形のグラスです。大きな氷を入れて楽しむオン・ザ・ロック・スタイルのカクテルや、ウイスキーなどを飲む際に使われます。厚手のものが多く、安定感があります。
コリンズグラス/タンブラー
ジン・トニックやモヒートなど、氷と炭酸で満たされることの多いロングカクテルに使われる、背の高いグラスです。コリンズグラスの方がタンブラーよりも若干細長い形状をしています。たっぷりの容量で、ごくごくと飲みたいカクテルにぴったりです。
フルートグラス
シャンパンやスパークリングワインを使ったカクテル(ベリーニ、ミモザなど)に使われる、細長く背の高いグラスです。液体が空気に触れる面積が少ないため、炭酸が抜けにくいという特徴があります。立ち上る泡を美しく見せてくれます。
ソーサー型シャンパングラス
口が広く浅い、お皿のような形状の脚付きグラスです。乾杯のシーンなどで使われることが多い、クラシックな形のグラスです。カクテルを注ぐと広い液面が美しく、フルーツなどを飾りやすいのも特徴です。
グラス選びのポイント
まずは、自分がどんなカクテルをよく作るかで、最初に揃えるグラスを決めると良いでしょう。ロックグラスやタンブラーは、普段使いのグラスとしても活躍するので便利です。グラスの縁の薄さ(口当たり)や、持った時の重さ、そして何より自分の気に入ったデザインで選ぶのが、長く愛用する秘訣です。
失敗しない!カクテルグッズの選び方【総まとめ】
ここまで様々なグッズを紹介してきましたが、最後に、グッズ全般に共通する「選び方の視点」をまとめておきましょう。
素材で選ぶ
カクテルグッズの素材は、使い勝手や耐久性、見た目に大きく影響します。
- ステンレス:最も定番で、おすすめの素材です。錆びにくく、耐久性が高く、匂い移りも少ないため、非常に衛生的です。シェーカーやメジャーカップ、バースプーンなど、ほとんどの主要な道具で採用されています。迷ったらステンレス製を選んでおくと、長く使える可能性が高いです。
- ガラス:ミキシンググラスやボストンシェーカーのグラス部分に使われます。中身が見えて美しく、匂いもつきにくいですが、当然ながら衝撃には弱く、割れるリスクがあります。丁寧な扱いが必要です。
- その他(木、樹脂など):ペストルやポアラーの一部などに使われます。それぞれの素材の特性(木製は風合いが良いが色や匂いが移りやすい、樹脂製は軽くて扱いやすいなど)を理解して選びましょう。
サイズで選ぶ
道具のサイズは、作業効率に直結します。
- シェーカーやミキシンググラス:一度に作りたいカクテルの量に合わせて選びましょう。大きすぎると持て余し、小さすぎると不便です。
- バースプーン:使うミキシンググラスやタンブラーの深さに合った長さを選びましょう。短すぎると混ぜにくくなります。
- 自分の手の大きさ:特にシェーカーは、しっかりと振る必要があるため、自分の手にフィットする太さや重さのものを選ぶことが非常に重要です。
手入れのしやすさで選ぶ
長く清潔に使い続けるためには、メンテナンス性も無視できません。
- シンプルな構造:パーツが少なく、凹凸が少ないシンプルな形状のものは、洗いやすく汚れがたまりにくいです。
- 分解できるか:スリーピース・シェーカーのように、パーツを分解して隅々まで洗えるものは衛生的です。
- 素材の特性:食洗機に対応しているかどうかも、人によっては重要なポイントになります。ただし、繊細なガラス製品などは手洗いが基本です。
大切な相棒を長持ちさせる!カクテルグッズのお手入れ方法
お気に入りの道具を手に入れたら、正しいお手入れをして長く愛用したいですよね。ここでは、基本的なお手入れのコツをご紹介します。
基本は「使ったらすぐ洗う」
これが一番の鉄則です。特に、ジュースやシロップ、リキュール類には糖分や酸が多く含まれています。これらが付着したまま放置すると、雑菌の繁殖や、金属の錆、変質の原因になります。カクテルを作り終えたら、余韻に浸る前に、まずは道具を洗う習慣をつけましょう。
洗い方の基本
洗う際は、柔らかいスポンジに中性洗剤をつけて優しく洗います。硬いタワシやクレンザーは、ステンレスの表面に傷をつけ、そこから錆が発生する原因になることがあるので避けましょう。特にシェーカーのパーツの隙間や、メジャーカップの内側の角などは汚れが残りやすいので、意識して丁寧に洗ってください。
ステンレス製品のお手入れのコツ
ステンレス製品にとって大敵なのは、洗い終わった後の水分です。水滴がついたまま自然乾燥させると、水道水に含まれるミネラル分が白い跡(水垢)として残ってしまいます。これを防ぐためには、洗い終わったらすぐに乾いた布で水気を完全に拭き取ることが何よりも大切です。ピカピカの状態を保つための、一番の秘訣ですよ。
ガラス製品のお手入れのコツ
ミキシンググラスやカクテルグラスなどは、急激な温度変化に弱いので注意が必要です。熱いお湯で洗った直後に冷たい水に浸ける、といったことは避けましょう。こちらも、洗い終わったら水気を拭き取っておくと、水垢を防いで透明感をキープできます。特に薄手のグラスは丁寧に扱いましょう。
保管方法
全ての道具は、完全に乾かしてから保管しましょう。湿気が残っていると、錆やカビの原因になります。風通しの良い場所に保管するのが理想です。お気に入りの道具たちをバーカウンターのように並べて「見せる収納」にするのも、インテリアとして素敵ですし、カクテル作りのモチベーションアップにも繋がりますね。
まとめ
今回は、特定の製品を一切紹介せず、カクテルグッズの種類や役割、選び方、そしてお手入れの方法まで、幅広く解説してきました。シェーカーひとつとっても、様々な種類や特徴があることがお分かりいただけたかと思います。
カクテルグッズは、単なる「道具」ではありません。一つ一つに役割があり、作り手の技術を助け、カクテルの味を格上げしてくれる、いわば「頼れる相棒」のような存在です。そして何より、お気に入りの道具に囲まれてカクテルを作る時間は、それ自体が最高のエンターテイメントになります。
最初から全ての道具を完璧に揃える必要は全くありません。まずは「ジントニックを美味しく作りたい」ならメジャーカップとバースプーンから、「シェークするカクテルに挑戦したい」ならシェーカーセットから、というように、自分の作りたいものに合わせて少しずつ集めていくのも、大きな楽しみの一つです。
この記事を参考にして、ぜひあなたにぴったりの「相棒」を見つけて、豊かで楽しいおうちカクテルライフをスタートさせてくださいね!

