はじめに:両面焼きフライパンって、どんな調理器具?
こんにちは!突然ですが、毎日の料理、楽しんでいますか?「メニューを考えるのが大変…」「後片付けが面倒…」なんて、ちょっとお疲れ気味の方もいらっしゃるかもしれませんね。特に、焼き魚や餃子、お好み焼きみたいに「ひっくり返す」工程がある料理って、失敗すると一気にテンションが下がっちゃったり…。
そんな、日々の料理のちょっとしたストレスを、ぐっと軽くしてくれるかもしれないアイテムが、今回ご紹介する「両面焼きフライパン」です。
「名前は聞いたことあるけど、一体どんなもの?」「普通のフライパンと何が違うの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。両面焼きフライパンとは、その名の通り、フライパンが二つ合わさったような形状をしていて、蓋をするように閉じて両面から食材を加熱できる調理器具のことです。パタンとひっくり返すだけで、誰でも簡単に食材の上下を入れ替えられるのが最大の特徴なんです。
この記事では、特定の商品をランキング形式で紹介したり、おすすめ商品を宣伝したりすることは一切ありません。その代わりに、両面焼きフライパンが持つ基本的な性能やメリット・デメリット、後悔しないための選び方のポイント、そして毎日の料理がもっと楽しくなるような活用レシピまで、とことん深掘りして、お役立ち情報だけをギュギュっと詰め込んでお届けします。
「これさえあれば、料理の腕が上がったみたい!」そんな風に感じられるかもしれない、両面焼きフライパンの魅力を、余すところなくお伝えしていきますね。それでは、さっそくその奥深い世界を覗いてみましょう!
両面焼きフライパンのすごいところ!7つのメリットを大解剖
まずは、「両面焼きフライパンを使うと、どんないいことがあるの?」という疑問にお答えします。ここでは、毎日の料理が劇的に変わるかもしれない、7つの大きなメリットを詳しく見ていきましょう!
メリット1:ひっくり返しが簡単!料理の失敗が減る
なんといっても、両面焼きフライパンの最大の魅力はこれです!フライパンをパタンと裏返すだけで、中の食材をきれいにひっくり返すことができます。
例えば、焼き魚。身が柔らかくて、フライ返しを使っても崩れてしまいがちですよね。特にお魚の皮がフライパンにくっついちゃって、ボロボロに…なんて経験、ありませんか?両面焼きフライパンなら、フライパンごとひっくり返すので、魚の形を崩さずに、両面をこんがりと焼き上げることが可能です。お店で出てくるような、皮はパリッと、身はふっくらとした理想の焼き魚が、お家で手軽に楽しめます。
他にも、具材たっぷりの大きなお好み焼きや、たくさんの餃子を一度に焼くとき、ホットケーキなど、形を保ったままひっくり返すのが難しい料理で、その真価を発揮します。「せっかく美味しくできたのに、最後の最後で失敗…」という悲劇を、もう繰り返さなくて済むかもしれません。
メリット2:時短調理の強い味方!
両面焼きフライパンは、上下のプレートで食材を挟み込んで加熱します。これにより、フライパンの内部が一種の圧力鍋のような状態になり、熱が効率よく全体に伝わるんです。その結果、食材に火が通るのが速く、調理時間をぐっと短縮できます。
例えば、厚みのあるハンバーグや鶏もも肉のソテー。普通のフライパンだと、中まで火が通っているか不安で、何度も竹串を刺して確認したり、弱火でじっくり時間をかけたりしますよね。両面焼きフライパンなら、上下からしっかりと加熱されるので、生焼けの心配が少なく、スピーディーに調理が完了します。
忙しい平日の夜や、時間のない朝のお弁当作りなど、少しでも調理時間を短くしたい!という場面で、本当に頼りになる存在です。
メリット3:油ハネを徹底ガード!キッチンが汚れない
揚げ物や炒め物をした後の、コンロ周りや壁への油ハネ。見て見ぬふりをしたくても、放置するとベトベトになって、お掃除が本当に大変ですよね。両面焼きフライパンは、基本的に蓋を閉じた状態で調理を進めるため、調理中の油ハネやソースの飛び散りを、大幅に防ぐことができます。
特に、鶏肉の皮目を焼くときや、豚バラ肉を炒めるときなど、油がバチバチと激しくハネる調理では、その効果をはっきりと実感できるはずです。調理後のコンロ周りの拭き掃除がサッと終わるだけで、料理の後片付けの心理的なハードルがぐっと下がりますよ。
メリット4:美味しさを閉じ込める!ふっくらジューシーな仕上がり
先ほど「時短調理」の項目で触れたように、両面焼きフライパンは内部の圧力を高めながら調理することができます。この「蒸し焼き効果」が、料理の美味しさを格段にアップさせてくれるんです。
食材から出た水分(旨味を含んだ蒸気)がフライパン内部にしっかりと閉じ込められ、その蒸気が食材を包み込むように加熱します。これにより、食材の水分が逃げにくく、パサつきがちな鶏むね肉はしっとりと、ハンバーグは肉汁あふれるジューシーな仕上がりになります。
野菜を蒸し焼きにすれば、野菜本来の甘みと旨味が凝縮されて、驚くほど美味しくなります。味付けはシンプルに塩コショウだけでも、立派な一品料理が完成しますよ。
メリット5:実は多機能!「焼く」以外の調理法も
「両面“焼き”フライパン」という名前ですが、その実力は「焼く」だけにとどまりません。その密閉性の高さを活かして、様々な調理法に応用できるんです。
- 蒸す:少し水を入れて加熱すれば、手軽な蒸し器に早変わり。蒸し野菜や茶わん蒸し、シュウマイなども作れます。
- 煮る:深さがあるタイプなら、煮込みハンバーグやアクアパッツァ、少量の煮物なども作ることが可能です。
- 茹でる:パスタを茹でたり、野菜の下茹でをしたりといった使い方もできます。
- 炊く:少量のご飯を炊くこともできるんです。アウトドアシーンなどでも活躍するかもしれません。
このように、一台で何役もこなしてくれるので、キッチンにたくさんの調理器具を置きたくないという方にもぴったりです。
メリット6:煙が出にくいから、お部屋のニオイも気になりにくい
焼き魚や、お肉を焼いたときの煙とニオイ、気になりますよね。特に、気密性の高いマンションやアパートにお住まいの方、リビングとキッチンが一体になっている間取りのお家では、悩みのタネになっていることも多いのではないでしょうか。
両面焼きフライパンは、調理中に発生する煙やニオイも、蓋をすることで内部に閉じ込めてくれます。(完全に無臭になるわけではありませんが)普通のフライパンで調理するのと比べると、その差は歴然です。
「焼き魚は美味しいけど、後のニオイが気になるから、家ではあまり作らない…」と思っていた方も、これなら気軽に挑戦できるかもしれません。換気扇のお掃除も楽になりますね。
メリット7:洗い物が減る!後片付けもラクラク
メリット3の「油ハネが少ない」こと、メリット5の「多機能」であることは、結果的に後片付けの手間を減らすことにも繋がります。
コンロ周りの掃除が楽になるのはもちろん、例えば「フライパンで焼いて、蓋をして蒸し焼きに」という工程を一つの調理器具で完結できるため、使う道具が少なくて済みます。フライパンと蓋が一体化しているので、別々の蓋を探す手間もありません。
日々の家事の中で、料理と同じくらい、あるいはそれ以上に「面倒…」と感じがちな後片付け。その負担を少しでも軽くできるのは、とても大きなメリットだと言えるでしょう。
ここが気になる?両面焼きフライパンのデメリットと注意点
たくさんのメリットがある両面焼きフライパンですが、もちろん万能というわけではありません。購入してから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないために、知っておきたいデメリットや注意点もしっかりと確認しておきましょう。
デメリット1:ちょっと重いかも?
両面焼きフライパンは、フライパンが二つ合わさった構造をしているため、一般的なフライパンと比べると、どうしても重量が重くなる傾向があります。特に、しっかりとした作りのものや、大きいサイズのものになると、片手で軽々と扱うのは難しいかもしれません。
食材が入った状態でひっくり返す際には、ハンドルだけでなく、もう片方の手で本体を支えるように持つと安定します。購入を検討する際には、実際に手に取って重さを確認できると理想的ですが、難しい場合は、製品仕様に記載されている重量をチェックして、今お使いのフライパンと比べてみるとイメージが湧きやすいかもしれません。
デメリット2:収納場所に少し困る?
厚みがあり、独特の形状をしているため、収納場所に少し工夫が必要になる場合があります。一般的なフライパンのように、スッと重ねて収納するのが難しいことも。シンク下の引き出しや棚のスペースを、あらかじめ確認しておくと安心です。
自立するものや、ハンドルが取れるタイプであれば、省スペースで収納しやすいかもしれません。壁にフックを付けて吊り下げて収納する、という方法もありますが、その際は重さに耐えられるフックを選ぶことが大切です。
デメリット3:お手入れのポイント
洗い物自体は楽になることが多いですが、両面焼きフライパン特有の、注意すべきお手入れポイントも存在します。
特に汚れがたまりやすいのが、上下のフライパンをつなぐ接合部分(蝶番)や、密閉性を高めるためのシリコンパッキンの周りです。これらの部分は構造が複雑になっていることが多く、意識して洗わないと、油汚れや食材カスが残ってしまう可能性があります。
パッキンは取り外して洗えるタイプが多いですが、毎回となると少し手間に感じるかもしれません。お手入れを怠ると、ニオイやカビの原因にもなりかねないので、清潔に保つためのひと手間は必要だと考えておきましょう。
デメリット4:一度に作れる量には限りがある
両面焼きフライパンは、蓋を閉じて調理するという特性上、フライパンの深さ以上のものを調理することはできません。例えば、大量の野菜炒めなど、かさのある料理を一度にたくさん作りたい、という場合には不向きです。
また、大きなサイズのものを選んだとしても、コンロの五徳のサイズとのバランスも考える必要があります。ご家庭のコンロに安定して置けるか、隣のコンロとの干渉はないか、といった点も事前にイメージしておくと良いでしょう。家族の人数や、普段作る料理の量を考慮して、サイズを選ぶことが重要になります。
デメリット5:火加減のコツがいる?
蓋を閉じて調理するため、中の様子が直接見えません。これが両面焼きフライパンのメリットでもあるのですが、慣れないうちは、火加減が強すぎて焦がしてしまったり、逆に火が通っていなかったり、ということがあるかもしれません。
特に、表面加工(コーティング)を長持ちさせるためにも、強火での使用は避けるのが基本です。まずは中火から弱火でじっくりと加熱し、時々蓋を開けて焼き加減を確認しながら、ご家庭のコンロとフライパンの癖を掴んでいくのがおすすめです。タイマーを活用するのも良い方法ですね。
失敗しない!両面焼きフライパンの選び方【完全ガイド】
さて、両面焼きフライパンのメリットとデメリットが見えてきたところで、いよいよ「じゃあ、どんなものを選べばいいの?」という、選び方のポイントについて詳しく解説していきます。ここでは特定の商品名やメーカー名は挙げませんが、このガイドを読めば、あなたにとって最適な一品を見つけるための「ものさし」が手に入るはずです!
選び方のポイント1:サイズで選ぶ
まず最初に考えたいのが「サイズ」です。サイズが合っていないと、せっかく買っても出番が少なくなってしまうことも。主に「作る人数」と「作りたい料理」の2つの視点から考えてみましょう。
- 一人暮らしの方:コンパクトな小さめサイズがおすすめです。収納スペースも取りにくく、少量のおかずやお弁当作り、一人分の焼き魚などに重宝します。
- 二人暮らしの方:標準的なサイズが使いやすいでしょう。二人分のメインディッシュを作るのにちょうど良い大きさです。
- 3人以上のファミリー:大きめサイズや、深さのあるタイプを検討すると良いでしょう。一度にたくさんの餃子を焼いたり、切り身魚を複数同時に焼いたりするのに便利です。
また、「サンマを丸ごと一匹焼きたい!」といった具体的な希望がある場合は、その魚が収まるだけの長さがあるか、事前にサイズを確認することが大切です。作りたい料理をイメージしながら、必要な大きさを考えてみてください。
選び方のポイント2:形で選ぶ
両面焼きフライパンには、大きく分けて「四角型(長方形)」と「丸型」の2つの形状があります。それぞれに得意なことがあるので、どちらが自分の料理スタイルに合っているか見てみましょう。
四角型の特徴
卵焼きやだし巻き卵を作るのに非常に便利です。また、サンマやサバの切り身といった、細長い食材を並べて焼くのに無駄なスペースが生まれにくいというメリットがあります。収納する際も、角がある分、棚や引き出しの隅に収まりやすいかもしれません。
丸型の特徴
お好み焼きやホットケーキ、ピザ、チヂミといった、丸い形に仕上げたい料理に最適です。一般的なフライパンと同じ感覚で使えるので、初めて両面焼きフライパンを使う方でも、違和感なく調理できるかもしれません。コンロの五徳の上での安定感も、丸型の方がある場合が多いです。
選び方のポイント3:素材で選ぶ
フライパン本体の素材は、熱の伝わり方や保温性、重さなどに大きく影響します。代表的な素材の特徴を知っておきましょう。
| 素材 | 特徴 |
| アルミニウム | 非常に軽くて扱いやすいのが特徴です。熱伝導率が非常に高いため、すぐに温まり、スピーディーに調理できます。一方で、保温性は低めで、急な温度変化には少し弱い面もあります。多くの両面焼きフライパンで採用されている人気の素材です。 |
| ステンレス | 錆びにくく、丈夫で長持ちしやすいのがメリットです。保温性が高く、一度温まると冷めにくいので、じっくりと火を通す煮込み料理などにも向いています。アルミニウムに比べると熱伝導率は低めで、重量は重くなる傾向があります。 |
| 鉄 | 熱に強く、強火での調理も可能なパワフルな素材です。正しくお手入れすれば、非常に長く使い続けることができます。使うほどに油がなじみ、焦げ付きにくくなっていきます。ただし、重さがあり、使用後のお手入れ(サビ対策など)に少し手間がかかるため、上級者向けの素材と言えるかもしれません。 |
特にこだわりがなければ、軽くて熱伝導の良いアルミニウム製が、扱いやすさの面で最初の選択肢になることが多いです。
選び方のポイント4:表面加工(コーティング)で選ぶ
食材の焦げ付きにくさや、お手入れのしやすさを左右するのが、フライパン内側の表面加工(コーティング)です。これも様々な種類があります。
- フッ素樹脂加工(テフロン加工など):最も一般的で、多くの方がイメージするコーティングです。非常に滑りが良く、食材がくっつきにくいのが最大の魅力。油を少量しか使わなくても調理が可能です。ただし、高温や傷には弱く、経年劣化で効果が薄れていく消耗品という側面があります。
- ダイヤモンドコート:フッ素樹脂に、人工ダイヤモンドの粒子を配合したものです。これにより、コーティングの耐久性や耐摩耗性が高まっています。フッ素樹脂加工の「くっつきにくさ」と「丈夫さ」を両立させようとした加工です。
- マーブルコート:フッ素樹脂に、大理石(マーブル)の粉を混ぜ込んだものです。見た目が美しいだけでなく、ダイヤモンドコートと同様に、コーティングの耐久性を高める効果が期待されます。
- セラミックコート:セラミックで表面をコーティングしたものです。熱に強く、フッ素樹脂よりも高い温度に耐えられるとされています。仕上がりが白や明るい色のものが多く、食材の色が見やすいというメリットも。ただし、フッ素樹脂に比べると、急な温度変化や衝撃に弱い面があるとも言われています。
どのコーティングを選ぶにしても、「強火で使わない」「金属製のヘラやターナーを使わない」「熱いまま水につけない」といった基本的なルールを守ることが、長持ちさせる秘訣です。
選び方のポイント5:ハンドルの仕様で選ぶ
ハンドルの仕様も、使い勝手や収納性を考える上で見逃せないポイントです。大きく分けて「一体型」と「着脱式」があります。
一体型
フライパン本体とハンドルがしっかりと固定されているタイプです。調理中にぐらつく心配がなく、安定感があります。付け外しの手間がないので、使いたい時にサッと使える手軽さが魅力です。多くの両面焼きフライパンがこのタイプを採用しています。
着脱式
ハンドルを取り外すことができるタイプです。最大のメリットは収納性の高さ。ハンドルを外せば、本体をコンパクトに収納できます。また、調理したものをそのままお皿のように食卓に出すこともできますし、製品によってはオーブン調理に対応しているものもあります。洗うときもハンドルが邪魔にならず、隅々まで洗いやすいです。
選び方のポイント6:パッキンの有無と素材で選ぶ
両面焼きフライパンの「密閉性」を支える重要なパーツが、フチについている「パッキン」です。これが、調理中の水分や油、ニオイが外に漏れるのを防いでくれます。
ほとんどの製品にはシリコン製のパッキンが採用されています。このパッキンが、取り外して洗えるかどうかは、衛生面を考えると非常に重要なチェックポイントです。取り外せると、パッキン自体はもちろん、パッキンがはまっていた溝の部分もきれいに洗浄できます。
また、パッキンは使っているうちに劣化していく消耗品です。メーカーによっては、交換用のパッキンを別売りしている場合もあります。長く愛用したいと考えているなら、そうしたアフターパーツの有無も、一つの判断材料になるかもしれません。
選び方のポイント7:対応熱源で選ぶ
最後の、しかし最も重要なチェックポイントが「対応熱源」です。これを間違えると、せっかく買っても使えない!という事態になりかねません。
- ガス火専用:ガスコンロのみで使用できます。IHクッキングヒーターでは使用できません。
- IH対応(またはオール熱源対応):ガスコンロとIHクッキングヒーターの両方で使用できます。製品によっては、ハロゲンヒーターやラジエントヒーターなど、その他の熱源にも対応しているものもあります。
ご自宅のキッチンがガスコンロなのか、IHなのかを必ず確認しましょう。特に、将来的に引っ越しの可能性がある方は、どちらでも使える「IH対応(オール熱源対応)」のものを選んでおくと安心かもしれません。
両面焼きフライパンを120%活用!絶品レシピのアイデア集
選び方のポイントがわかったら、次は「実際にどんな料理が作れるの?」という、わくわくする活用レシピの世界へ!両面焼きフライパンの得意技を活かした、簡単で美味しいレシピのアイデアをご紹介します。
メインディッシュ編
失敗知らずの「羽根つき餃子」
お店みたいなパリパリの羽根つき餃子、お家で作れたら嬉しいですよね。でも、フライパンにお皿をかぶせてひっくり返すの、重いし熱いし、結構な大仕事…。両面焼きフライパンなら、その工程が驚くほど簡単になります。まず片面で餃子に焼き目をつけ、水溶き片栗粉を回し入れて蓋をし、蒸し焼きに。水分が飛んだら、フライパンをパタン!とひっくり返すだけ。見事な羽根つき餃子が、崩れることなく目の前に現れます。皮はもちもち、底はカリッとした最高の食感が楽しめますよ。
ふっくらジューシー「塩サバ焼き」
キッチンの魚焼きグリル、使うのはいいけど、後片付けが大変で…。そんなお悩みも、両面焼きフライパンが解決してくれます。煙やニオイが充満しにくく、油ハネも心配なし。上下から効率よく熱が加わるので、皮はパリッと香ばしく、身は驚くほどふっくらジューシーに仕上がります。調理後のフライパンをサッと洗うだけで済む手軽さは、一度体験するとやめられません。
お店みたいな「お好み焼き」
キャベツやシーフード、お肉など、具材をたっぷり入れた分厚いお好み焼き。フライ返し二刀流で「えいやっ!」とひっくり返して、無残な姿に…なんてこともありませんか?両面焼きフライパンを使えば、どんなに具だくさんでも、どんなに分厚くても、形を崩さずに完璧にターンできます。蒸し焼き効果で、中までしっかり火が通り、外はカリッと、中はふんわりとした理想のお好み焼きが完成します。
肉汁たっぷり「チーズインハンバーグ」
ハンバーグを焼くときの悩みといえば「生焼け」と「パサつき」。両面焼きフライパンの密閉&蒸し焼きパワーは、ここでも大活躍。蓋をして焼くことで、熱がじっくりと中心部まで伝わり、生焼けを防ぎます。同時に、肉汁(うまみ)をしっかりと内部に閉じ込めるので、驚くほどジューシーな仕上がりに。とろーりチーズを中に入れたチーズインハンバーグも、チーズが流れ出す心配をせずに、中までしっかり火を通せます。
皮パリ中ジュワ「チキンソテー」
鶏もも肉のソテーは、皮のパリパリ感が命!でも、蓋をしないと油がハネるし、蓋をすると皮がふにゃっとなってしまうジレンマ…。両面焼きフライパンなら、まず皮目を下にして焼き目をつけ、ひっくり返して蓋をし、蒸し焼きにすることで中までしっかり火を通します。最後に、もう一度蓋を開けて皮目を下にし、水分を飛ばすように焼けば、皮はパリパリ、お肉はジューシーという最高の状態に仕上がります。
あと一品&おつまみ編
簡単「焼きおにぎり」
醤油の香ばしさがたまらない焼きおにぎり。フライパンや網で焼くと、ご飯がくっついたり、形が崩れたりしがちです。両面焼きフライパンで挟んで焼けば、外側はカリッと、中はもちっとした食感の、きれいな形の焼きおにぎりが簡単に作れます。冷凍しておけば、お弁当や小腹が空いたときにも便利です。
彩り豊かな「パプリカの肉詰め」
ひっくり返すときに、お肉がパプリカからポロリ…なんてことも起こりがちな肉詰め。これも両面焼きフライパンにお任せ。上下から優しく挟み込むように加熱するので、きれいに一体感を保ったまま調理できます。ピーマンの肉詰めや、しいたけの肉詰めなど、他の野菜でも応用できますね。
ほくほく「じゃがいものガレット」
細切りにしたじゃがいもを、カリカリもちもちに焼き上げるガレット。フライパンいっぱいに大きく作ると、ひっくり返すのが至難の業です。両面焼きフライパンを使えば、この問題も一発で解決。きれいな円盤状のまま、両面をこんがりと焼き上げることができます。おつまみにも、朝食にもぴったりです。
熱々が美味しい「スパニッシュオムレツ」
じゃがいもや玉ねぎ、ほうれん草など、好きな具材をたっぷり入れて作るスパニッシュオムレツ。厚みがある分、火の通りとひっくり返しが難しい料理の代表格です。両面焼きフライパンなら、じっくり蒸し焼きで中まで均一に火を通し、ひっくり返しも簡単。ケーキのような、美しい円形のオムレツが作れますよ。
スイーツ&パン編
分厚い「ホットケーキ・パンケーキ」
カフェで出てくるような、ふかふかで分厚いホットケーキ、憧れますよね。両面焼きフライパンを使えば、お家でも簡単に作れます。生地を流し込み、蓋をして弱火でじっくり焼くことで、蒸し焼き効果で生地が上にぐんぐん膨らみます。ひっくり返すのも簡単なので、焼き色も均一で美しい仕上がりに。
外カリ中ふわ「フレンチトースト」
卵液をたっぷり吸ったバゲットや食パンで作るフレンチトースト。フライパンで焼くと、表面だけ焦げて中は冷たい…なんてことも。両面焼きフライパンで蒸し焼きにすることで、中まで熱がしっかり伝わり、プリンのようにとろりとした食感に。仕上げに蓋を開けて表面をカリッとさせれば、絶品フレンチトーストの完成です。
お手軽「焼きりんご」
芯を抜いたりんごに、バターと砂糖、シナモンを詰めて、両面焼きフライパンでじっくり蒸し焼きに。オーブンを使わなくても、とろとろで甘い、本格的な焼きりんごが作れます。アイスクリームを添えれば、立派なデザートになりますよ。
長く愛用するための、両面焼きフライパンお手入れ術
お気に入りの両面焼きフライパンを手に入れたら、できるだけ長く、良い状態で使い続けたいですよね。そのためには、日々のお手入れがとても大切です。ここでは、基本的なお手入れ方法から、困ったときの対処法、コーティングを長持ちさせる秘訣まで、詳しく解説します。
基本のお手入れ方法
毎日の習慣にしたい、基本のケアです。ほんの少しの心がけで、フライパンの寿命は大きく変わってきます。
- 温かいうちに洗う:調理後、フライパンがまだ温かいうち(やけどしない程度に冷めてから)に洗うのがおすすめです。汚れが固まる前に落とすことで、ゴシゴシこする必要がなくなり、コーティングへの負担を減らせます。
- 柔らかいスポンジを使う:金属たわしや、スポンジの硬い面でこするのは絶対にNGです。コーティングを傷つけ、焦げ付きの原因になります。必ず、柔らかいスポンジを使いましょう。
- 洗剤は中性洗剤で:食器用の普通の中性洗剤で十分です。研磨剤入りのクレンザーや、強力なアルカリ性・酸性の洗剤は、コーティングを傷める可能性があるので避けましょう。
- しっかりと乾かす:洗浄後は、水分をしっかりと拭き取ってから収納しましょう。特に、接合部分やパッキンの溝に水分が残っていると、サビやカビの原因になります。
パーツ別のお手入れポイント
両面焼きフライパン特有の、注意したいパーツのお手入れ方法です。
本体(内側・外側)
内側のコーティング面は、とにかく「優しく」洗うのが鉄則です。油汚れがひどい場合は、キッチンペーパーなどでサッと拭き取ってから洗うと、洗剤の使用量も少なく済み、効率的です。外側、特に裏面は、吹きこぼれや油ハネで意外と汚れています。こちらも忘れずに洗いましょう。
パッキン
多くの製品では、シリコン製のパッキンが取り外せるようになっています。できれば毎回、難しければ数回に一度は取り外して、パッキン自体と、はまっている溝の部分を洗いましょう。食品の色素やニオイが付きやすいパーツなので、丁寧な洗浄が大切です。洗った後は、完全に乾かしてから元に戻してください。
接合部分(蝶番)
上下のフライパンをつなぐ蝶番の部分は、構造が複雑で汚れがたまりやすい要注意ポイントです。スポンジだけでは届きにくい場合も多いので、使い古しの歯ブラシなど、毛先の柔らかいブラシがあると便利です。ここに油汚れが蓄積すると、開閉がスムーズにいかなくなることもあるので、定期的にチェックしましょう。
焦げ付いてしまった時の対処法
うっかり焦がしてしまった!そんな時も、慌てて力任せにこするのは禁物です。適切な方法で対処しましょう。
- お湯でふやかす:フライパンにぬるま湯を張り、しばらく放置して焦げをふやかします。これだけで、スルッと取れる軽い焦げ付きも多いです。
- 重曹を使う(※注意が必要):お湯でも取れない頑固な焦げ付きには、重曹が役立つ場合があります。フライパンに水を張り、重曹を大さじ1杯ほど入れて火にかけ、沸騰したら火を止めて数時間放置します。その後、スポンジで優しくこすってみてください。ただし、コーティングの種類やメーカーによっては、重曹の使用が推奨されていない場合もあります。必ず、お持ちのフライパンの取扱説明書を確認してから試してください。
絶対にやってはいけないお手入れは、金属たわしや硬いヘラでガリガリと削り落とすことです。コーティングごと剥がれてしまい、修復不可能になってしまいます。
コーティングを長持ちさせる秘訣
お手入れだけでなく、日々の使い方もコーティングの寿命に大きく関わります。以下の点を意識してみてください。
- 空焚きは絶対にしない:食材を入れずに火にかける「空焚き」は、コーティングを最も傷める原因の一つです。急激な高温は、コーティングの剥離や劣化に直結します。
- 急激な温度変化を避ける:調理直後の熱々のフライパンを、いきなり冷水につけるのもNGです。ヒートショックでコーティングがダメージを受けます。粗熱が取れるのを待ってから洗いましょう。
- 調理器具は素材を選ぶ:金属製のヘラ、ターナー、お玉などは、コーティングを傷つける原因になります。木製や竹製、シリコン製、ナイロン製といった、当たりの柔らかい器具を使いましょう。
- 強火での使用は控える:両面焼きフライパンは熱効率が良いので、基本的には中火~弱火で十分調理できます。強火での使用は、コーティングの劣化を早めるだけでなく、焦げ付きの原因にもなります。
- 料理を入れっぱなしにしない:調理後は、できるだけ早くお皿に移しましょう。料理を長時間入れたままにすると、塩分や酸によってコーティングが傷む原因になります。
こんな使い方もあったのか!両面焼きフライパンの裏ワザ・応用テクニック
基本的な使い方をマスターしたら、次はちょっと意外な応用テクニックに挑戦してみませんか?「え、そんなことまでできるの?」と驚くような、両面焼きフライパンのポテンシャルを引き出す裏ワザをご紹介します。
ポップコーン作り
お家で映画鑑賞のお供に、できたてのポップコーンはいかがでしょう。両面焼きフライパンに、ポップコーン用の乾燥とうもろこしと、少量の油、塩を入れて蓋をし、中火でフライパンをゆすりながら加熱します。ポンポンと弾ける音がしてきたら、焦げ付かないように注意しながら、音がやむまで加熱を続けます。油ハネの心配もなく、あっという間にアツアツのポップコーンが完成します。
冷凍ピザをふっくら温める
冷凍ピザを電子レンジで温めると、生地がふにゃっとしてしまいがち。かといってオーブンの予熱は面倒…。そんな時こそ両面焼きフライパンの出番です。フライパンにピザを乗せて蓋をし、弱火でじっくり加熱します。蒸し焼き効果でチーズはとろーり、生地はふっくらと温まります。最後に蓋を開けて底面をカリッとさせれば、まるで窯で焼いたような本格的な食感に近づきます。
簡易的な燻製づくり
本格的な燻製器がなくても、両面焼きフライパンで燻製の雰囲気を楽しむことができます。フライパンの底にアルミホイルを敷き、その上に燻製用のウッドチップを一握り置きます。網を乗せ、その上にチーズやゆで卵、ナッツなど、燻製にしたい食材を並べます。蓋をして弱火にかけ、煙が出てきたら火を止めて、しばらく放置して香りを移します。※この方法は煙が多く発生するため、必ず換気扇を最大にして、窓を開けるなど、換気を十分に行いながら試してください。火災報知機が作動しないよう、くれぐれもご注意を!
パンを焼く
オーブンがなくても、両面焼きフライパンでパンを焼くことができます。一次発酵まで済ませたパン生地を成形してフライパンに並べ、蓋をして二次発酵させます。そのまま極弱火でじっくりと両面を焼けば、外はカリッと、中はもっちりとした美味しいパンが焼きあがります。ちぎりパンなどが作りやすいかもしれません。
無水調理・無油調理への挑戦
密閉性が高い両面焼きフライパンは、無水調理や無油調理にも適しています。ほうれん草やキャベツなどの葉物野菜は、洗ったときについた水分だけで、水を加えずに蒸し煮にすることができます。野菜本来の甘みと栄養を、逃さず味わうことができます。また、優れたコーティングが施されたフライパンなら、油を引かずに肉や魚を焼くことも可能です。食材自身の脂を利用してヘルシーに調理できます。
両面焼きフライパンに関するQ&A
ここまで読んで、両面焼きフライパンについてかなり詳しくなってきたかと思います。最後に、多くの方が抱くであろう、素朴な疑問についてQ&A形式でお答えします!
Q1. 普通のフライパンとどっちがいいの?
A1. どちらも良さがあり、料理によって使い分けるのが理想的です。
両面焼きフライパンは、「ひっくり返すのが難しい料理」「油ハネや煙が気になる料理」「時短で蒸し焼きにしたい料理」で絶大な効果を発揮します。一方で、「大量の炒め物」や「パスタソースなど、頻繁にかき混ぜながら作る料理」「かさのある食材を使う料理」などは、蓋がなく開放的な普通のフライパンの方が調理しやすい場合もあります。両方持っておいて、作りたいメニューによって使い分けるのが、最も賢い使い方と言えるかもしれません。
Q2. 電子レンジやオーブンでは使える?
A2. 基本的には使えないものが多いですが、製品によります。
ほとんどの両面焼きフライパンは、直火(ガスコンロ)やIHクッキングヒーターでの使用を想定して作られています。電子レンジは、金属製品なので絶対に使用できません。オーブンについては、ハンドルが樹脂製の場合は耐熱温度を超えてしまうため使用できませんが、ハンドルが着脱式で、本体のみであればオーブン使用OKとしている製品も一部存在します。必ず、取扱説明書で対応熱源を確認してください。
Q3. パッキンは交換できる?
A3. 交換可能な製品が多いです。
シリコン製のパッキンは、使っているうちに伸びたり、切れたり、ニオイが取れなくなったりすることがある消耗品です。多くのメーカーでは、交換用のパッキンを部品として販売しています。お使いの製品のメーカー公式サイトや、購入した店舗で問い合わせてみると良いでしょう。パッキンを新しくするだけで、密閉性が見違えるように改善することもあります。
Q4. 食洗機は使える?
A4. 非推奨の場合が多いです。手洗いをおすすめします。
製品によっては「食洗機対応」を謳っているものもありますが、一般的に、フライパンのコーティングは食洗機の高温や強力な水流、専用洗剤によって劣化が早まる可能性があります。また、両面焼きフライパンはサイズが大きく、食洗機の中で場所を取ってしまうことも。大切なフライパンを長持ちさせるためには、多少手間でも、柔らかいスポンジで優しく手洗いすることを強くおすすめします。
Q5. フッ素加工が剥がれてきたら、もう使えない?
A5. すぐに使えなくなるわけではありませんが、焦げ付きやすくなります。
コーティングが剥がれてくると、食材がくっつきやすくなり、両面焼きフライパンのメリットである「手軽さ」が損なわれてきます。油を多めに引くなど工夫すれば使い続けることも可能ですが、ストレスを感じるようになったら、買い替えを検討するタイミングかもしれません。コーティングは消耗品と割り切って、数年で買い替えるという考え方も一つです。日頃から丁寧な使い方とメンテナンスを心がけることが、買い替えのサイクルを延ばす一番の方法です。
まとめ:両面焼きフライパンで、毎日の料理をもっと楽しく、もっと手軽に!
ここまで、本当に長い道のりでしたが、お付き合いいただきありがとうございました!両面焼きフライパンの基本的な知識から、メリット・デメリット、賢い選び方、そして無限に広がる活用法まで、その魅力と実力を深くご理解いただけたのではないでしょうか。
改めて、両面焼きフライパンのすごいところを振り返ってみましょう。
- ひっくり返しが劇的に楽になる
- 上下からの加熱で時短調理が実現する
- 油ハネや煙、ニオイを気にせず調理できる
- 蒸し焼き効果で、料理がふっくらジューシーに仕上がる
- 焼くだけでなく、蒸す・煮るなど多機能に使える
もちろん、少し重かったり、収納に工夫が必要だったりといった側面もありますが、それを補って余りあるほどの利便性を、日々の料理にもたらしてくれる可能性を秘めています。
この記事では、あえて特定の商品には一切触れませんでした。なぜなら、最高のフライパンは人それぞれ違うからです。あなたの家族構成、キッチンの環境、そして「どんな料理を作って、誰と食べたいか」という想い。それらを踏まえて、今回ご紹介した「サイズ」「形」「素材」「コーティング」といった選び方のポイントを参考に、ご自身にとっての「最高の相棒」を見つけていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
両面焼きフライパンが一つキッチンにあるだけで、今まで面倒で敬遠していた料理にも、気軽にチャレンジできるようになるかもしれません。料理のレパートリーが増え、調理や後片付けのストレスが減れば、毎日の食卓はもっと豊かで楽しいものになるはずです。
この記事が、あなたのクッキングライフをより一層輝かせる、小さなお手伝いとなれば幸いです。

